朝食がもたらすハイパフォーマンス力!その秘密とは?
皆さんは毎日朝食をとっていますか?
和食を食べる方もいれば、コンビニで簡単に済ます、あるいは朝食を食べないなど実に様々だと思います。ある調査では日本人の66%が朝食を食べないことがわかっていますこれは朝は忙し過ぎて時間がないことが主な理由だそうですが、朝食を食べるか否かではパフォーマンスに大きな違いが出てくるのです。
朝食を食べなくても仕事はできるし体は動く。そんな意見をお持ちの方もいるかもしれませんし、人によってリズムは違うので全員に当てはまるわけではありません。
しかし、一般的には朝食を食べることは脳の活性化や集中力UP、仕事の成果に繋がる研究結果も出ています。この記事では朝食を食べることのメリット、具体的にどのようなメニューを食べれば効果的なのかをお伝えしていきます。
ー朝食を食べる意味とは?ー
オフィスについて仕事を開始したものの、なんとなく頭がボーッとすることや、眠気に襲われる事はありませんか?朝食を抜くと脳が眠ったままの状態であるため、エンジンがかからないことがあります。
体は動くけど、脳は働かない。これは脳の活動源となるブドウ糖の不足によるもの。ブドウ糖は体温上昇による体の目覚めや体内リズムを整える作用があるため、パフォーマンスに作用します。
ここでいうパフォーマンスとは、主に集中力や発想力を意味します。仕事の本質である問題解決に不可欠となる発想力や集中力の維持がなければ前進する事はできません。
言い換えると、朝食をとることは仕事の遂行や成果に直結してくるとも言えるのです。ただし実際にパフォーマンスが数値化されるわけではないため「体感」として認識してもらうといいでしょう。
普段よりも集中力が持続する感覚や、体力が続くのも効果の一つです。自分の体と対話する感覚を養い今日はコンディションが良い悪いの判断をし、どう改善したらいいのか?自分自身で最適解を導けるよう習慣化していきましょう。
ーパフォーマンスアップのための朝食メニューー
和食が基本
前述した脳の活動源である「ブドウ糖」は和食に多く含まれます。例えば皆さんもよく食べられる白米、雑穀米、玄米などはその代表格。その他にもハム、納豆などもブドウ糖の働きを活性化させる食べ物です。
よく比較されるものとしてパンがあります。パンは手軽さでは軍配が上がりますが、ブドウ糖の消費時間が存在し白米と大きな違いがあります。
これはブドウ糖の消費スピードで使用されるGI値(グリセミックインデックス)が関連していますが、白米に比べてパンの方がGI値が高いため、ブドウ糖の消費が早いのです。つまり白米の方がブドウ糖をゆっくり消費するためパフォーマンス持続時間が長いことが言えます。
更に白米よりもGI値が低いものとして玄米があります。玄米が体に良いとされる理由はブドウ糖意外にも多くありますが、長距離のエネルギー維持を目的とするのであればGI値の低い玄米を摂取しましょう。
逆に言えばパンは短時間のエネルギー維持には最適です。短時間でエネルギーを使用する場面はそう、「運動」ですよね。 運動前はバナナやパンを摂取しましょう、と言われるのは素早くエネルギーを吸収することができるためです。
これらの食材は共通してGI値が高いのです。ただし一般的な仕事で消費するエネルギーにおいては前述した白米、玄米が最適ではあります。GI値を意識した朝食としては、白米or玄米、納豆、卵の3つは最低でも摂取しましょう。
ー時間がない方へのおすすめ朝食メニューー
急に朝食の時間を設けてくださいと言われても、これまで習慣がなかった人には難しく感じるかと思います。そこで、朝食を素早く食べられる工夫とおすすめメニューを紹介します。
まず朝食に時間をかけられない人は作り置きをおすすめします。休日に5日分の食材をストックしましょう。作り置きの代表格は「ゆで卵」です。卵に含まれるタンパク質は筋肉の合成を促進し代謝の良い体になります。
更に卵に含まれるビタミンB郡は疲労回復にも効果的で好調なスタートを切ることができるでしょう。朝食で摂取する量は1個〜2個です。煮卵でもいいですし味付けは好みでOK。
次に紹介するのは「玄米おにぎり」です。玄米おにぎりは前述したブドウ糖の消費を緩やかにするため集中力と発想力の持続に繋がります。
玄米を自宅で炊くのが面倒に感じる方はコンビニのおにぎりでもいいでしょう。前日におにぎりを買っておけば朝起きてすぐに食べることができますよね。
脳の働きを活性化させるアセチルコリンという物質は納豆に多く含まれるため、「納豆巻き」は一石二鳥とも言えます。最後に朝食を食べる前に1杯の水を飲むようにしましょう。できれば体温に近い白湯がベストです。
朝食前の1杯の水は睡眠中に失った水分を補給するだけでなく、腸の蠕動運動を促進し便意を促進します。つまり毎日の朝のリズムを作り出すことができるのです。
高いパフォーマンスを発揮するためには自分だけのルーティンを作り出すよう心がけましょう。逆に言えば毎日不規則な生活の中で高いパフォーマンスを発揮する事は難しく、人間は一定のリズムの中で過ごすことが重要なのです。
ぜひ今日から実践してみください。